ツンベルギア(Thumbergia)
４月のさくらが満開の中，近くのスーパーに買い物に行くと，花屋さんの店頭に，黄色い花が咲いたあんどんづくりの鉢植えが並んでいた．近よってみると，その花はなんだか紙で作ったようでうそっぽい．しかも，つぼみとおぼしきものは，葉っぱを２枚合わせたようなもので，その割れ目から花が咲くらしい．名前は「ツンベルギア」．聞いたこともない．でも，つぼみがこれだけたくさんあるということは，しばらく楽しめそうだし，切り花を５００円で買っても１週間〜１０日ほどしか持たないことを考えると，８００円は安いか，と買って帰ることにした．６月くらいまで花が咲き続けるとのこと．
花の本はたくさん持っているけれど，これは見たこともない．憶えにくいこの名前を帰ってすぐにメモしておいたのがよかった．ネットですぐに調べることが出来たからだ．やはり，日本ではあまり普及していないらしい．というのも，南アフリカ原産で，寒さには弱いからだろうか．色もいろいろあり，写真が出ていたもののほとんどが紫かオレンジだった．このややこしい名前は，ドイツの植物学者カール・ツンベルク(Karl Thunberg)に由来するらしい．学名とかもっとややこしい話はパス！だけど，ひとつびっくりしたのは，この花，６月１３日の誕生花なんだって！！Tiddyさんの誕生日は６月１２日．１日違いがどれほどの意味があるのかわからないけれど，なんとなくこの花に引き寄せられたのは，そのせいだったのかなぁなんて思ってしまいます．
花びらは"一応"５枚だけれど，全部がつながっていて切れ込みが入っている感じ．真ん中の茶色いところは一見黄色い花びらの中心に絵の具を塗っただけみたいに見える．でも，ちゃんとへっこんでいて，奥の方にはしべがあるのでしょう（ちゃんと観察したわけではない）．
