お鍋

　取っ手の取れるティファールの鍋を買って１年ちょっと．結局よく使うのは，16,18センチの鍋で，フライパンに至っては，まだ使ったことはなし．しかし，取っ手の取り付け・取り外しの操作にはすっかり慣れたし，その使いやすさにすっかり惚れ込んでいたところ，昨年秋頃だったか，このシリーズに圧力鍋にもなるセットというのが出たということを耳にした．セットには，４リットルの鍋（ステンレス）と圧力鍋の蓋，ガラス蓋，中子そして，１６センチの鍋とステンレス蓋，シール蓋，２４センチのフライパンと取っ手が３つ（１つは片手鍋用，２つは両手鍋用の小さいもの），その他モロモロ．定価は22000円．スーパーなどで時々17800円ほどでセールをしているのを何度か目にした．すでに持っているものと重複するのは，１６センチの鍋とそのシール蓋と片手用の取っ手．ただ，フライパンは上述の通りまだ使いもしていないし，こんなにたくさん鍋ばっかり買っても・・・圧力鍋だけ買えないものかとメーカーに聞いたところ，春に６リットルの圧力鍋だけがバラで買えるようになるかもしれないとの返事．それが出るのを待とうと思い始めたところに，このセットが12980円というセールのチラシが入った．ばら売りが出たところで，そういうのは定価でしか買えないだろうから，フルセットで12980円なら，ちょっとダブるものがあっても，結局安上がりなような気がして，買うことにした．本当に無駄になりそうなのは，シール蓋と使い方のビデオ（うちにはビデオデッキがない！）くらい．それよりも，この圧力鍋をバンバン使いこなしたらいい買い物だと思えてきた．
　買った日は早速，おでんを炊いてみた．ほんまにこんな短い時間でええのぉ？と思うくらいあっという間の加圧時間．蓋を開ける瞬間，ちょっとドキドキした．そっと開けてみると，ちゃんと煮えている！省エネにもなるし，これは良さそう！　取っ手がはずれて，圧力蓋のコントロールパネルもはずせて，手入れがとてもしやすいし，ガラス蓋もついているので，普通の鍋としても使える．まだ煮物とパスタをゆでるのにしか使っていないけれど，ご飯を炊くのにも良さそうである．豆を早く柔らかく煮ることができるのもうれしい．これで，Tiddy家の食卓もますます充実だぁ！

　結婚する前から，Uhhさんが使っていて，お婿入り道具のひとつとして持ってきていた片手鍋が，ついに壊れました．取っ手の根本のところがポロリと取れてしまいました．このお鍋，やかんとフライパンとの３点セットだったのですが，フライパンとやかんがだめになった後もがんばっていたのですが，ついにご昇天あそばしました．で，たちまち困りました．意識しなかったけれど，殆ど毎日使っていたようです．18センチの片手鍋ですが，かなり深くて厚い鍋なので，カレーやシチューなどの煮込み料理にはもちろん，野菜をゆでたり，うどんやそばをゆでたりするのに２人分の調理にはちょうど使い勝手のよい大きさだったのです．そこで，この間からちょっと気になっていたこのセットを買おうと，いくつかのホームセンターへ行ってみました．

　　ワンタッチで着脱できる取っ手を４つの鍋やフライパンに取り付けて使うので，フライパンで米や具を炒めて，取っ手を取り外してオーブンに入れれば，パエリヤができるし，また，鍋で作った物を取っ手をはずしてふたをすればそのまま冷蔵庫で保存できる，というもの．重ねて収納することができるので，場所も取らない，といううたい文句のお鍋セットです．
　ところが，同じセットでも，ヴァージョンが２つあって，取っ手が異なるのと，お鍋の組み合わせが異なることがわかりました．古い方のは，20センチと26センチのフライパンに鍋が２つ．取っ手の着脱は新しい方がはるかに楽．新しい方は，フライパン１つに鍋３つ．組み合わせは旧タイプの方が好みだったけれど，ある店では現品しかなくかなり汚かったので，別の店へ．
　水切りも出来る！という蓋だが，すなわち穴がたくさんあいているので，ぴったり蓋をしたいときには困りそうだ．また，鍋は４個でも，取っ手は一つしかないので，同時に２つを使うことはできないのであった（オーブンに入れたり，ボウル代わりに使う以外は）．
　だけど，今回必要になったのは18センチの鍋１つなんだから，普段はそれに取っ手をつけておけばよいし，蓋は別の鍋ので代用できそうだ．後のは重ねて収納できるから場所もとらないし，小さいのは保存容器に使ってもよさそうだし，フライパンはオーブン用天板の代用にもなりそう．というわけで，これに決定．

　このシリーズにはもう１セット，ベーシックというのがあって，これもそろえると，20センチのフライパンと，さらに小さな鍋（ミルクパン）も加わって完璧なセットとなるらしい．が，そこまでねぇ～．今のセットに取っ手がもう一つあって，普通の蓋がついてれば言うことなしなんですがね．

　でぇぇぇ～，翌日だったかの新聞の通信販売の広告に，同じメーカーの同じようなものが出ていたのですが，それは，また違うヴァージョン．取っ手は，新しいタイプのようでしたが，フライパンが，底に凹凸がつけてあるグリルパンのようになったもので，組み合わせもちょっと違ったような・・・